NIKEヴェイパーフライとアルファフライを徹底比較!違いや使い分けは?

NIKEヴェイパーフライとアルファフライを徹底比較!違いや使い分けは?

自己記録更新を狙う市民ランナーなら一度は足を通したくなるのがNIKEのヴェイパーフライとアルファフライですよね。

どっちも名前の響きが絶妙にカッコいい上に、有名ランナーも挙って愛用しているシューズです。

そんな最強のシューズ2足を履いて走ってみたのですが、どっちも良いシューズながらそれぞれ違った良さあることが分かりました。

今回はその違いや特徴について市民ランナーなりの個人的な使い分け方も交えて解説していきます。

目次

NIKEヴェイパーフライとアルファフライを徹底比較

ヴェイパーフライとアルファフライの最新モデルで基本情報を比較してみると以下の通り。

スクロールできます
ヴェイパーフライネクスト%3アルファフライ3
重量(28cm)約200g約218g
オフセット8mm8mm
カラーホワイト/ブラック/ユニバーシティレッド/ハバネロレッドホワイト/パープルアガット/ビビッドグレープ/ブラック
価格(税込)29,700円39,655円

重さで見るとヴェイパーフライの方が若干軽いですね。

一方で価格はアルファフライの方が1万円程高くなっています。

反発力が高いのはどっち?

反発力の強さでいえば、アルファフライの圧勝です。

アルファフライはヴェイパーフライの性能にプラスで反発力により力を加えた上位互換のモデルと考えていいでしょう。

どちらも軽量で反発性の高いZoomXフォームと推進力を高めるカーボンファイバー製プレートを搭載していますが、アルファフライはそれに加え、前足部にAirZoomユニットを搭載しています。

このAirZoomユニットが更なる反発を生み出していて地面を踏み込む度に跳ねるような感覚を生み出しているんです。

ただ元々の反発の強さでいえばヴェイパーフライも異次元レベル。

男性であればマラソンで2時間20分切りを狙うレベルのランナーじゃない限り、ヴェイパーフライの性能で十分満足できるかなと思います。

トモくん

ヴェイパーフライを中級者~上級者向けとするなら、アルファフライは上級者~超上級者向けのシューズというイメージかな。

クッション性の違いは?

クッション性はどちらもさほど違いはありません。

ただ、ヴェイパーフライの方が比較的足への刺激が少なめかなと思います。

やはりアルファフライはスピードの出しやすさに力を入れている分、1歩1歩踏み込む度に足に加わる圧が大きいです。

後半一気に疲れが押し寄せてくる感じは、アルファフライの方がより顕著に感じます。

つまりアルファフライはそれだけ足の筋力も必要なモデルなので、相当鍛錬を積まないと使いこなすのが難しいシューズともいえますね。

もちろんそれはヴェイパーフライにもいえることです。

耐久性は?

耐久面もさほど大きな違いはなく、どちらも一般的なシューズと比較すると低いです。

人によって個人差はあるかもですが、大体300kmぐらい走るとソールの減りが目立ち始め、反発力も落ちてきます。

ある意味高過ぎる性能を持つシューズだからこその弱点ともいえるでしょう。

買い替え頻度が上がる事を考えると本当にここぞというレースの時だけ使うか、少しでも価格の安いヴェイパーフライがおすすめです。

NIKEヴェイパーフライの特徴

ここではNIKEヴェイパーフライの特徴について解説します。

  • 軽量性
  • 高反発力
  • クッション性

軽量性

ナイキのヴェイパーフライは、その驚異的な軽量性が最大の特徴の一つです。

例えば28.0cmの片足で約200gという軽さは、厚底シューズとは思えないほど。

ZoomXフォームと無駄を削ぎ落とした設計により、素材を極限まで軽量化しています。

この軽さは長距離レースで大きなアドバンテージとなり、ランナーの負担を軽減。

足へのストレスを減らしつつ、スピードを維持できるため、エリートから市民ランナーまで幅広く支持されています

軽量性はパフォーマンスに直結し、特に終盤の疲労時にその効果を実感できるでしょう。

高反発力

ヴェイパーフライの高反発力は、フルレングスのカーボンプレートとZoomXフォームの組み合わせによるもの。

これが強力な推進力を生み出し、着地から蹴り出しまでのエネルギーを効率的に変換します。

特に1km2分40秒レベルの高速レースでも対応可能な反発力は、世界トップランナーが愛用する理由です。

フォームの柔らかさとプレートの硬さが絶妙に調和し、まるで足が自然に前に進む感覚を提供。

市民ランナーでも、この反発力がペースアップを助け、記録更新を後押しします。

クッション性

ヴェイパーフライのクッション性は、厚底ミッドソールに採用されたZoomXフォームによる優れた衝撃吸収が特徴です。

前作からさらにフォーム量を増やし、長距離での快適さを向上。

特にマラソン後半でも脚へのダメージを軽減し、安定した走りをサポートします。

柔らかく弾力性のある感触は、接地時の衝撃を和らげつつ、エネルギーリターンを高める設計。

初心者から上級者までレース終盤の疲労感を抑えパフォーマンスを持続させる頼もしい要素です。

NIKEアルファフライの特徴

続いてアルファフライの特徴についても見ていきましょう。

軽量性

ナイキのアルファフライは軽量性においても優れていますが、ヴェイパーフライほどではない点が特徴です。

例えば、28cmの片足で約218gと、Zoom Airユニットを搭載した分だけヴェイパーフライ(約185g)より重め。

しかし、ZoomXフォームの軽量素材を採用することで、厚底シューズとしての重量感を最小限に抑えています。

この軽さは長距離での疲労軽減に寄与しつつ高い反発力を維持。

重さを感じさせない設計はエリートランナーが求めるスピードと快適さのバランスを実現しレース終盤でも推進力を保つ助けになります。

高反発力

アルファフライの最大の特徴は、前足部に搭載された2つのZoom Airユニットとフルレングスのカーボンプレートによる圧倒的な反発力です。

この組み合わせは、着地時のエネルギーを強力な推進力に変換し特にストライドを伸ばす走法に適しています。

ヴェイパーフライを超える反発力は、1km2分40秒台の高速ペースでも対応可能。

エリウド・キプチョゲが2時間切りを達成した際に試作品を使用したことからもその実力が証明されています。

レースでの記録更新を狙うランナーに最適です。

クッション性

アルファフライのクッション性は、ZoomXフォームとZoom Airユニットの融合により際立っています。

厚底ミッドソールが衝撃を吸収し、長距離走での脚への負担を大幅に軽減。特にかかと部分の柔らかいクッションは、接地時の安定感を高めつつ、エネルギーリターンを向上させます。

前足部のエアユニットが反発力を強化し、後半の疲労時でもフォームを崩さず走れる設計。

ヴェイパーフライよりクッション量が増加し、快適さと耐久性を両立させ、マラソン完走を目指すランナーを支えます。

NIKEヴェイパーフライはどんな人におすすめ

  • 自己ベスト更新を狙うランナー
  • 長距離レースを走る人
  • スピード重視のエリートランナー
  • マラソンでサブ3を目指す市民ランナー
  • 軽いシューズを好む人

ヴェイパーフライは軽量性、高反発力、クッション性を兼ね備え特にマラソンでの記録更新を狙うランナーに最適です。

ZoomXフォームとカーボンプレートがスピードと快適さを両立しサブ3を目指す市民ランナーからエリートまで幅広く対応。

長距離での疲労軽減と推進力がレース後半のパフォーマンスを支えます。

ただし、高価格と耐久性の低さがネックなのでレース用として割り切るのがおすすめです。

NIKEアルファフライはどんな人におすすめ?

  • 自己ベスト更新を目指すランナー
  • 高速ペースを維持したいエリート
  • ストライド走法を好む人
  • 長距離での快適さを求める人
  • 最新テクノロジーを試したい人

アルファフライは、高速レースで記録を狙うエリートランナーや自己ベスト更新を目指す中上級者に最適です。

Zoom Airとカーボンプレートによる反発力はストライド走法にマッチし、厚底のクッション性は長距離での疲労を軽減。

特にマラソンで2時間台を目標とするランナーに推奨されます。

ただし、高価格と特化設計ゆえ、初心者やスローペース派にはオーバースペックかもしれません。

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