部活だと雨の日であろうと関係なく練習があることもありますよね。
しかし雨の日に走ると厄介なのがその後のシューズのケアです。
濡れたら乾かさないといけないですし、うっかりシューズ袋の中で放置したままにしていると臭くなってしまうこともあります。
本記事では雨の日に走った後、ランニングシューズが臭くなる原因や臭くならないための対処法など解説していきます。
雨の日のランニング後シューズがくさくなる原因は?
雨で濡れたランニングシューズは、放置しておくと雑菌が繁殖し、嫌な臭いの原因となります。
まずはシューズが臭くなってしまう原因から見ていきましょう。
シューズの中で雑菌が繁殖している
雨で濡れたシューズの中は、高温多湿となり、雑菌が繁殖しやすい環境になります。
特に、汗や皮脂が雑菌のエサとなり、悪臭の元となる物質を生成します。
ランニングで汗をかいた状態だと、この現象が加速し、より強い臭いを生み出します。
シューズ袋の中で長時間放置してしまう
ランニング後、濡れたままのシューズを密閉されたシューズ袋に長時間入れておくと、湿気がこもり、雑菌がさらに繁殖しやすくなります。
また、シューズの素材によっては、湿気が染み込み、乾きにくくなり、悪臭がこびりついてしまう可能性も高まります。
長時間履いていると汗と汚れが混ざり合い悪臭に
長時間ランニングをすると、大量の汗をかき、靴の中は汗と皮脂でベタベタになります。
そこに、外から持ち込んだ埃や汚れが混ざり合い、複雑な臭いを発生させます。
特に、ソックスや足の皮膚から剥がれ落ちた角質などは、雑菌の栄養源となり、悪臭を助長します。
雨の日ランニング後の靴の臭い対策
雨の日ランニング後の靴のいやな臭いは、誰もが経験する悩みのひとつです。
この悪臭の原因は、湿気がこもり、雑菌が繁殖すること。この問題を解決するために最も重要なのが、徹底的な乾燥です。
乾燥が最重要!
乾燥が重要な理由は大きく3つあります。
- 雑菌の繁殖抑制: 湿気は雑菌にとって格好の繁殖場所です。乾燥させることで、雑菌が繁殖する環境を奪い、臭いの元となる物質の生成を抑制します。
- 素材の劣化防止: 湿気が長時間靴の中に残っていると、素材が傷み、靴の寿命を縮めてしまう可能性があります。
- 二次的な臭いの発生防止: 湿気が残っていると、カビが生えたり、素材が腐敗したりして、より強い悪臭が発生する可能性があります。
以上の理由から使用後は速やかに乾燥させるのが大切であることが分かるはずです。
靴ひもを外し、中敷きを取り出して陰干し
最も基本的な方法ですが、非常に効果的です。
靴ひもを外すことで靴の中に空気が通りやすくなり、中敷きを取り出すことで、中敷きと靴底の間にたまる湿気を防ぎます。
直射日光は、靴の色あせや変形の原因となるため、風通しの良い日陰で乾かすようにしましょう。
靴乾燥機を活用
靴乾燥機は、短時間で靴を乾かすことができる便利なアイテムです。
温風で靴の中を温めることで、湿気を効率的に飛ばします。特に、急いで乾かしたい場合や、天候が悪い日が続く場合におすすめです。
新聞紙を詰めて湿気を吸い取る
新聞紙には、湿気を吸い取る効果があります。
丸めた新聞紙を靴の中に詰めることで、靴の中の湿気を効果的に吸収することができます。
新聞紙を定期的に交換することで、より効果的に乾燥させることができます。
洗剤を使って洗う
雨で濡れたランニングシューズは、乾燥させるだけでなく、洗剤を使って洗うことで、より清潔に保つことができます。
洗剤の種類や洗い方によって効果が異なりますので、それぞれの方法について詳しく解説します。
中性洗剤で手洗い
最も一般的な方法です。ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、ブラシなどで靴の内外を丁寧に洗います。
特に、かかとやつま先、ソール部分など、汚れが溜まりやすい部分は念入りに洗うと良いでしょう。
その後、きれいな水でしっかりとすすぎ、陰干しします。
洗濯機で洗える靴は洗濯ネットに入れて洗う
洗濯表示を確認し、洗濯機で洗える素材の靴であれば、洗濯ネットに入れて洗うことも可能です。
この場合も中性洗剤を使用し、他の衣類と分けて洗うようにしましょう。
ただし、洗濯機によっては、靴を傷める可能性があるため、取扱説明書をよく読んでから洗濯してください。
重曹やセスキ炭酸ソーダを活用
重曹やセスキ炭酸ソーダは、消臭効果と洗浄効果を兼ね備えた天然の洗剤です。
ぬるま湯に溶かして靴を洗うことで、臭いを消し、同時に汚れも落とすことができます。
特に、重曹は、皮脂汚れを落とす効果が高いため、皮脂汚れが気になる場合におすすめです。
セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性が弱いため、素材を傷めにくく、デリケートな素材の靴にも安心して使用できます。
消臭剤を使う
雨で濡れたランニングシューズの臭い対策として、乾燥や洗浄に加えて、消臭剤の使用も効果的です。
消臭剤には様々な種類がありますが、ここでは代表的なものを3つご紹介します。
市販の消臭スプレー
市販の消臭スプレーは、手軽に使えるのが魅力です。
靴の中に直接スプレーすることで、気になるニオイを素早く消臭することができます。
殺菌効果のある成分が配合されているものもあり、雑菌の繁殖を抑制する効果も期待できます。
ただし、スプレーの成分によっては、靴の素材を傷める可能性があるため、使用前に必ず表示をよく確認してください。
重曹や茶葉を靴の中に置く
重曹や茶葉は、天然の消臭剤として知られています。
重曹は、吸湿性が高く、アンモニアなどの悪臭成分を中和する効果があります。
茶葉には、カテキンなどの成分が含まれており、抗菌作用や消臭作用が期待できます。
どちらも、靴の中に小袋に入れて置くだけで効果を発揮します。ただし、湿気を吸った重曹は、固まってしまうため、定期的に交換する必要があります。
消臭効果のある中敷きを使う
消臭効果のある中敷きは、靴の中に敷くだけで、常に消臭効果が期待できます。
活性炭や銀イオンなどが配合された中敷きが多く、汗を吸収し、臭いを抑える効果があります。
また、抗菌作用のあるものもあり、雑菌の繁殖を抑制する効果も期待できます。
雨の日のランニングでシューズが臭くなる前にやっておきたい対策3選
雨の日のランニングで、シューズの臭いに悩まされている方も多いのではないでしょうか。
臭いの原因は、湿気による雑菌の繁殖です。
そこで、臭いを予防するための対策を3つご紹介します。
雨の日は防水スプレーを塗る
雨の日にランニングする際は、事前に防水スプレーを塗っておくことが効果的です。
防水スプレーは、靴に撥水効果をもたらし、水をはじくようにします。
これにより、靴内部への水の浸入を防ぎ、湿気による雑菌の繁殖を抑えることができます。
靴を2足以上ローテーションする
同じ靴を毎日履いていると、汗や汚れが十分に乾く前にまた履いてしまうことになり、雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、ランニング用の靴を2足以上用意し、ローテーションして履くことをおすすめします。
ランニング後はすぐに靴を脱ぐ
ランニング後、汗をかいた状態で靴を履き続けていると、湿気がこもり、雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、ランニング後はすぐに靴を脱ぎ、風通しの良い場所で乾燥させることが大切です。
まとめ
雨の日のランニングでシューズの臭いを防ぐためには、これらの対策を組み合わせることが重要です。
防水スプレー、靴のローテーション、ランニング後の適切なケアを心掛けることで、清潔な状態を保ち、快適なランニングを続けられます。
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