onクラウドストラトスとクラウドモンスターの違いを徹底比較!初心者向きはどっち?

onクラウドストラトスとクラウドモンスターの違いを徹底比較!初心者向きはどっち?

ランニングシューズを選ぶ際、デザイン性と機能性を両立したスイスのブランド「On(オン)」は今や外せない存在です。

特に人気を集めているのが、最大級のクッション性を誇る「Cloudmonster(クラウドモンスター)」と二層構造のソールで高い安定性を実現した「Cloudstratus(クラウドストラトス)」の二大巨頭。

どちらもOnの特許技術であるCloudTec®(クラウドテック)を搭載していますが、その走行感や特性は大きく異なります。

  • 「onのシューズが欲しいけど、クラウドストラトスとクラウドモンスター、違いがよく分からない…」
  • 「ランニング初心者だけど、どっちを選べば怪我なく楽しく走れるの?」

本記事では、この二つの人気モデルを、スペック、走行フィーリング、適した用途という観点から徹底比較します。

目次

onクラウドストラトスとクラウドモンスターをサクッと比較

まず、Cloudstratus(クラウドストラトス)とCloudmonster(クラウドモンスター)の基本スペックと特性を以下の比較表でサクッと確認しましょう。

項目 Cloudstratus(クラウドストラトス) Cloudmonster(クラウドモンスター)
ソール構造 二層構造 (Double CloudTec®) 単層・最大サイズ (Max CloudTec®)
クッショニング 高いレベルで安定性と両立 On史上最大級のクッション性
走行フィーリング 安定感があり、ブレが少ない ポヨンポヨンとした高い反発力
最適な用途 ロングラン、LSD、ミドルペース走 リカバリーラン、ジョギング、ファンラン
初心者向き △(安定志向なら可) ◎(クッション重視なら最適)
フィット感 ホールド性が高く、ややタイト 快適性が高く、リラックスフィット
価格帯 やや高め やや高め

Cloudstratusのコンセプト

二層のCloudTec®が連動して機能し、優れた衝撃吸収性と安定した推進力を提供。

「長距離を走るランナーの足元を、最後まで頼もしく支える」ことを追求した万能型パフォーマンスシューズです。

Cloudmonsterのコンセプト

特大のCloudパーツを搭載することで、「走ることの楽しさ」を最大限に引き出すことを目的に設計。

今までにないほどの高いクッション性と強力な反発力で、ランニングをより楽に、より楽しくサポートします。

徹底比較!デザイン・スペック・テクノロジーの違い

ここでは、「Cloudstratus(クラウドストラトス)」と「Cloudmonster(クラウドモンスター)」が持つ決定的な技術的・構造的な違いを掘り下げて解説します。

デザイン・ルックス:厚底トレンド対安定感

二つのシューズは、一目見ただけでその設計思想の違いが分かります。

クラウドモンスター

現代のランニングシューズのトレンドである厚底が最大の特徴です。

特大のCloudTec®パーツが剥き出しになっており、そのボリューム感とユニークな形状が、遊び心のあるポップな印象を与えます。

ファッションアイテムとしても映えるルックスです。

クラウドストラトス

ソールは二層構造ではあるものの、クラウドモンスターほど極端な厚底ではありません。

比較的オーソドックスでシャープなシルエットを保ち、ランニングシューズとしての万能性や安定感をデザインからも感じさせます。

アッパーとフィット感:ホールド性 vs 快適性

アッパー(靴の甲の部分)の設計にも、それぞれのモデルの目指すランニングスタイルが現れています。

クラウドストラトス

足をしっかりと包み込むような感覚が特徴です。

アッパーの素材はホールド性に優れ、特に中足部(土踏まず周り)の安定性を高める設計となっています。

長距離を走る際にも足のブレを抑え、パフォーマンスを維持したいランナー向けです。

ややタイトに感じるランナーもいます。

クラウドモンスター

全体的に広めの設計で、リラックスした快適性を重視しています。

厚底によるクッション性を最大限に体感させるため、足の自由度が高く、圧迫感が少ない履き心地です。

特にランニング初心者やリカバリーを目的としたジョギングに向いています。

重さの比較

一般的に、クラウドストラトスとクラウドモンスターの重量に大きな差はありませんが、構造の違いからくる重心や体感重量は異なります。

クラウドストラトスは、二層構造の分、しっかりとした重量感があるものの重心が安定しているため、走ると重さを感じにくい設計です。

クラウドモンスターは、非常に大きなソールユニットですが、軽量なHelion™スーパーフォームを使用しているため、見た目の割に軽量です。

高いクッション性によって、重さを感じさせない軽快さを体感できます。

【クッショニングとテクノロジー】ソールの決定的な違い

CloudstratusとCloudmonsterの最も重要な違いは、Onの核となる技術であるCloudTec®とSpeedboard®の構造です。

CloudTec®(クッション)の構造の違い

モデル CloudTec®の特徴 効果
クラウドストラトス 二層構造(Double CloudTec®) 上下2層のクラウドが縦横に連動。着地時の衝撃吸収を二段階で行い、より高い安定性と効率的な推進力を両立。
クラウドモンスター 最大サイズ(Max CloudTec®) On史上最大のCloudパーツを採用。地面からの衝撃を最大限に吸収し、驚異的なクッション性と、着地の度に押し戻されるような高い反発力を生む。

Speedboard®(プレート)の違い

Onのシューズには必ず内蔵されている薄いプレート「Speedboard®」も、モデルによって素材や形状が異なります。

クラウドストラトス

Speedboard®は、主に安定性と剛性を高める役割を果たしています。

二層構造のCloudTec®と連携し、着地から蹴り出しへのスムーズな重心移動を助け、ブレを防ぎます。

クラウドモンスター

よりしなやかで、エネルギーリターンを最大化する設計です。

厚いクッションからの強い反発を逃がすことなく前進の力に変換し、「走るのが楽しくなる」ような推進力を生み出します。

【走行フィーリング】実際に走った時の体感の違い

モデル 走行フィーリング おすすめのランニング感覚
クラウドストラトス 安定・ブレない・万能 地面への接地感があり、しっかりとした安定感。二層ソールの連動によるスムーズなライド感。ペースの上げ下げにも対応しやすい。
クラウドモンスター ふわふわ・ポヨンポヨン・高反発 まるでトランポリンの上を走っているような、深く沈み込み、強力に跳ね返る感覚。「楽に、楽しく」走れるクッションの暴力。

結論として安定性と汎用性を求めるならクラウドストラトス。

最大級のクッション性と高反発による楽しさを求めるならクラウドモンスター。

という明確な違いがあります。

このフィーリングの違いこそが、初心者の方にとってどちらを選ぶべきかの最大のヒントとなります。

【用途別】どちらのシューズがおすすめ?目的別の選び方

「クラウドストラトス」と「クラウドモンスター」の技術的な違いを理解したところで、いよいよ「自分がどのモデルを選ぶべきか」という実践的な疑問に答えます。

あなたのランニングの目的やレベルによって、最適なシューズは異なります。

クラウドストラトスが向いている人・ラン(安定性・万能型)

クラウドストラトスは、その二層構造のソールにより、高い安定性と汎用性の高さを求めるランナーに最適です。

おすすめのランナー層
  • ランニング歴が半年以上の中級者
  • フルマラソン完走を目指す人
  • 足首や膝に不安があり、安定性を重視したい人

おすすめの走行距離とペース

  • 走行距離: 10km以上のロングラン、特に疲労がたまりやすい後半の安定感を重視したい距離。
  • ペース: キロ5分〜7分程度のミドルペース走。様々な速度に対応できるオールマイティさを持っています。速すぎず、遅すぎない、日常のトレーニングの主役に最適です。

クラウドモンスターが向いている人・ラン(クッション・楽しさ)

クラウドモンスターは、On史上最大のクッションを搭載しており、足への負担軽減と走る楽しさを最優先したいランナーに最適です。

おすすめのランナー層
  • ランニング初心者
  • リカバリーランやジョギングをメインにする人
  • 厚底シューズのクッション感を試してみたい人

おすすめの走行距離とペース

  • 走行距離: 5km〜15kmのファンラン・ジョギング。長すぎる距離よりも、日常の楽しいランニングに適しています。
  • ペース: キロ6分〜8分程度のゆっくりしたペース走。スピードを出すよりも、クッションと反発に身を任せてリラックスして走りたいときに真価を発揮します。

【結論】初心者向きはズバリどっち?

初心者の目的 おすすめのモデル おすすめ理由
とにかく怪我なく楽しく走りたい → クラウドモンスター 最大級のクッション性により、着地の衝撃を最小限に抑え、ランニングの「楽しさ」と「楽さ」を体感しやすい。まずはランニングを習慣化したい初心者に最適。
将来的にマラソン完走を目指し、長く使える安定性を求める → クラウドストラトス 高い安定性と適度なクッション性で、フォームが固まっていない初期段階から足元をしっかりサポート。トレーニング量が増えても対応できる万能性がある。

総合的に見ると、ランニングの習慣をつけたい「最初の一歩」の初心者には、足への優しさが群を抜いているクラウドモンスターを強く推奨します。

まずはクッションで足を守り、ランニングを好きになることが最優先だからです。

一方で、初心者でも走る経験があり、安定性を重視したいという方、あるいは一足で様々なトレーニングに対応したい方は、万能なクラウドストラトスを選ぶと、後悔が少ないでしょう。

ユーザーレビュー・口コミの比較と注意点

実際に二つのシューズを履いたランナーたちは、それぞれどのような感想を持っているのでしょうか。

ここでは、ユーザーレビューや口コミに見られる傾向と、購入前に知っておきたい注意点をまとめます。

クラウドストラトス (Cloudstratus) の評価

評価 口コミの傾向
良い口コミ
  • 「二層ソールが確かに効いている。着地がスムーズで安定感があり、足首がブレにくい。」
  • 「フィット感が抜群。足をしっかりホールドしてくれるので、安心してロングランができる。」
  • 「デザインがシンプルで、ランニング以外でも使いやすい。」
イマイチな口コミ
  • 「厚底ブームの中では、クッション感がやや控えめに感じる。」
  • 「他のOnのシューズに比べると、重さが少し気になる。」
  • 「万能すぎるがゆえに、飛び抜けた特徴がないと感じる人もいる。」

クラウドストラトスは、「安定感」と「万能性」に対する評価が非常に高い一方で、昨今の厚底シューズと比較すると、クッションの「派手さ」には欠けるという意見もあります。

しっかり走りたい中級者からの信頼が厚いモデルです。

クラウドモンスター (Cloudmonster) の評価

評価 口コミの傾向
良い口コミ
  • 「ポヨンポヨンとした反発が病みつきになる。本当に走るのが楽しくなった。」
  • 「最大級のクッションのおかげで、足が全然痛くならない。リカバリーに最適。」
  • 「見た目のインパクトが強烈で、ファッション性も高い。」
イマイチな口コミ
  • 「クッションが効きすぎて、地面の感覚がほとんど伝わってこない。」
  • 「特大のCloudTecの溝に、頻繁に石や小枝が挟まってしまう。」
  • 「ソールが分厚いので、ペースを上げると安定感を欠くことがある。」

クラウドモンスターは、その「驚異的なクッション性」と「走る楽しさ」という点で熱狂的な支持を集めています。

しかし、そのクッション性ゆえに、安定感や接地感を重視するランナーには不向きな側面も見られます。

まとめ

本記事では、Onの二大人気シューズ「クラウドストラトス」と「クラウドモンスター」の違いを徹底的に比較しました。

  • 最大級のクッション走る楽しさを求める初心者には、クラウドモンスターが最適な相棒となるでしょう。
  • 安定したサポート万能性を求め、様々なトレーニングに対応したいなら、クラウドストラトスが長く頼れる一足となります。

どちらもOn独自の技術が詰まった素晴らしいシューズであることに違いはありません。

最終的にどちらがあなたにとって最適かは、あなたの足とランニングスタイル次第です。

ぜひ、本記事で得た情報を元に、スポーツ店で実際に試着し、自分の感覚にフィットした最高のOnシューズを見つけてください。

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